慶應義塾大学 ソーシャルキャピタルを育む女性研究者支援
慶應義塾

 本事業は平成23年3月末日をもちまして、事業終了となり、事業推進機関であるワークライフバランス研究センターは閉鎖となりました。
 長きにわたり皆様にご支援をいただき、誠にありがとうございました。
 事業終了後(平成23年4月以降)のお問い合わせは、「慶應義塾 男女共同参画室」までお願いいたします。

ホーム >

シンポジウム

第1回シンポジウム

第1回

『ソーシャルキャピタルを育む女性研究者支援』シンポジウム

テーマ

慶應義塾における女性研究者支援と男女共同参画

―"次なる150年"に不可欠な人材の活用―

日時2009年2月6日(金)13:30~17:00
場所三田キャンパス 北館ホール
プログラム1. 開会挨拶 工藤教和 常任理事、商学部教授
      
2. 来賓挨拶 川端和明 文部科学省科学技術・学術政策局基盤政策課長 

第一部:
教育・研究機関としての慶應義塾大学に期待される女性研究者支援と男女共同参画のあり方

3. 特別講演:「女性研究者の活躍を目指して」坂東久美子 内閣府 男女共同参画局局長

4. 基調講演:「なぜ、いまワークライフバランスが必要か」樋口美雄 商学部教授


第二部:
『女性研究者支援モデル育成に向けた大学の取り組みについて
5. 「ソーシャルキャピタルを育む女性研究者支援 ~慶應義塾大学における取り組み~」
宮川祥子 看護医療学部 准教授

6. 「慶應義塾大学教員のワークライフバランスと男女共同参画に関する調査の報告」

増田真也 看護医療学部 准教授
7. 「女性研究者支援を通して大学の意識改革を実践する ~東京大学の取り組みから~」
渡井いずみ 東京大学 男女共同参画オフィス・特任助教

<休憩 15分>


第三部:
女性研究者支援を通じたソーシャルキャピタルの醸成-慶應義塾的男女共同参画を求めて
8. 討論
コーディネーター:金子郁容 政策・メディア研究科 委員長、教授
討論者:渥美由喜 (株)富士通総研 経済研究所 主任研究員
岩波敦子 理工学部 教授
駒村康平 経済学部 教授
末松誠 医学部長
山下香枝子 看護医療学部長

9. 質疑応答

10. 閉会挨拶 安西祐一郎 慶應義塾長

【司会】総合司会  島桜子 ワークライフバランス研究センター 特別研究准教授

平成21年2月6日(金)、三田キャンパス北館ホールにおいて、当センターの主催で文部科学省平成20年度科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業第1回『ソーシャルキャピタルを育む女性研究者支援』シンポジウムを開催しました。「慶應義塾における女性研究者支援と男女共同参画-"次なる150年"に不可欠な人材の活用」をテーマに、当日は、講演、事例報告、討論の3部構成でシンポジウムを進行し、慶應義塾の内外より約140名の参加者の皆さんにお運びいただきました。

0206シンポジウム1
0206シンポジウム2



0206シンポジウム5

開会挨拶で、工藤教和 常任理事から新たに発足した男女共同参画室の報告があり、多様性に開かれた21世紀の学塾構想に向けた期待と決意が表明されました。

0206シンポジウム4続く川端和明 文部科学省科学技術・学術政策局基盤政策課長の来賓挨拶では、慶應義塾の女性研究者支援事業に対し当初より非常に高い評価と期待があり、塾長をはじめとする執行部の意思の重要性が言及されました。

0206シンポジウム6第一部では、板東久美子 内閣府男女共同参画局長が特別講演「女性研究者の活躍を目指して」の中で、わが国における男女共同参画の推進状況と課題を述べられました。多様性こそが社会・経済活性化の要件であるとし、日本の社会構造が多様性の点では国際水準に達せず、その変化のスピードも遅いことが厳しく指摘されました。平成21年度より本格展開する政府の「女性の参画加速プログラム」で、医師、研究者、公務員の3分野を主要対象とした男女共同参画のモデル構築が進められるとし、多様な人材を活用するという文脈で女性支援を行うことが大学にとっても不可欠な経営戦略、発展戦略であると講演を結ばれました。

0206シンポジウム7樋口美雄 商学部教授からは基調講演「なぜ、いまワークライフバランスが必要か」の中で、内閣府の「ワーク・ライフ・バランス推進官民トップ会議」委員の立場も含めてさまざまな問題提起がされました。ワークライフバランスの定義ないしは意義、成功事例にみる成功要件等に言及したうえで、日本の少子化の背景に正規・非正規に二極化した労働市場の問題があることを指摘し、大学や企業がそれぞれの環境に適した制度を導入し、そこで働く人たちの考え方や価値観を尊重する方向で働き方の見直しに取り組むことが不可欠だと結論されました。

第二部では、女性研究者支援モデル育成に向けた大学の取り組みについて、慶應義塾と東京大学より報告を受けた。
0206シンポジウム8最初に、宮川祥子 看護医療学部准教授が慶應義塾の女性研究者の現状と取り組みの経緯および内容を報告し、キャンパス毎に異なる課題や解決策を踏まえ、大学を超えて三田会や一貫教育校といった様々な世代やキャンパスを中心とした地域コミュニティを結節させ、ソーシャルキャピタルを醸成しながら女性研究者を支援する慶應モデルのあり方について説明しました。

0206シンポジウム9続いて、増田真也 同准教授から全常勤教員に対して行ったワークライフバランスと男女共同参画に関する調査報告が行われました。ワークライフバランスを実現するための情報提供、施設環境整備、人事制度等のあり方に関する教員の多様な肉声が報告されました。

0206シンポジウム10渡井いずみ 東京大学男女共同参画オフィス特任助教からは「女性研究者支援を通して大学の意識改革を実践する」と題し、東大における男女共同参画への取り組みの歴史と共に、先進的かつ成功裡に展開されたさまざまな事業内容が報告されました。

第三部では、「女性研究者支援を通じたソーシャルキャピタルの醸成―慶應義塾的男女共同参画を求めて」をテーマに、金子郁容 政策・メディア研究科委員長のコーディネートの下、岩波敦子 理工学部教授、駒村康平 経済学部教授、末松誠 医学部長、山下香枝子 看護医療学部長、渥美由喜 富士通総研経済研究所主任研究員に討論していただきました。
各学部、キャンパスが抱える問題点と解決策の提示に始まり、男女共同参画型キャンパスの構築に向け、産休、育休など既存制度等についての情報の共有化や、ロールモデルを示すことにより女性研究者という職業選択を可能とする意識改革、女性医師等が出産・育児のため中断したポストに復職できるようなシステム改革という根本的な取り組みの必要性が議論されました。学部やキャンパス、あるいは大学自体がそれぞれに閉じた系を作るのではなく、内部での、さらには外部環境との相互連携の中に問題解決を図ることにこそ慶應義塾らしい取り組みの方向性が見出されることが熱く語られました。

0206シンポジウム16 0206シンポジウム12 0206シンポジウム11 0206シンポジウム15 0206シンポジウム13 0206シンポジウム14


0206シンポジウム17

最後に、安西祐一郎 慶應義塾長の閉会挨拶で、ワークライフバランス研究センターと相携えて、慶應義塾は率先して男女共同参画の場を作っていきたいとの決意表明があり、シンポジウムは盛会のうちに終了しました。ご来場くださいました皆様に重ねて心より厚く御礼申し上げます。

ホーム | お知らせ | プロジェクト紹介 | WEB会議システム | 育児支援 | ニーズ調査 | 各キャンパス | お問い合わせ | サイトマップ | English

慶應義塾創立150年 振興調整費

Copyright © Keio University. All rights reserved.